モノキニ

モノキニとは、前から見るとワンピース、後ろから見るとビキニに見える水着である。トリキニとも呼ばれる場合もある。

元々はアメリカのファッションデザイナーのルディ・ガーンライヒが1964年に発表した、トップレスでボトムのみの水着を指していたが全く定着しなかった。

1964年6月3日にトップレスのモノキニを着たペギー・モフィットの写真がアメリカの雑誌『ウーマンズウェアデイリー』に掲載されると、アメリカや他の国々で大きな論争が起こった。首からストラップで吊り下げたこのデザインは最初の女性用トップレス水着だった。同性愛者であるガーンライヒは、抑圧的な社会に対する抗議として、性別を超越して衣服から解放するという意味を込めてモノキニをデザインした。彼は当初これを商業的な製品にするつもりはなかったが、デザインを見たファッション雑誌『ヴォーグ』のダイアナ・ヴリーランドに勧められて販売することに至る。結果的に3000枚の注文が入って販売され、そのうちの少なくとも2枚は人前で着用されたことが確認されている。サンフランシスコのトップレスのダンサー、キャロル・ドーダはナイトクラブで着用した。

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